泣ける本を紹介してくださいときた。この場合の本っていうのは活字、という意味なのかなとも思うけど、パッと思いついたのが顔をべしゃべしゃにしながら読んだこの二冊なのでご紹介。漫画です。
一冊目はX(旧Twitter)で流れてきて読んだことある人もいると思うけど、Twitterでも「ううっ…」となってたのが、怒涛の短編連撃を喰らうので涙が渇く暇がない、え、後日談まで!?そんな、オーバーキルですよ!!読み終えた後に最初に吸う息が一番美味しい本です。生きていこう、がんばろう、と思える。多分今の私が読んだらちょっとくらい過ぎちゃう気がする。
二冊目、カレー沢薫さんといえば軽妙かつ独特な語り口のエッセイが漫画も文章も面白過ぎるでおなじみですがこちらはその要素はありつつ、いつか必ず来る別れについてお涙頂戴ではなくカレー沢節で書いているからこそ泣ける、動物を飼うことについて誠実に向き合っている一冊。動物を飼った経験のない私がべしゃべしゃに泣くのだから、動物と暮らしたことのある人は目が溶けちゃうんじゃないかな。