お昼間外に出るとだいぶ暑くなってきた。もう夏が迫ってきつつある。
夏は嫌いだ。暑いから。ただ暑いだけじゃなく、尋常じゃなく暑い。群馬寄りの埼玉住んでいるので、お察しの暑さが夏になると襲ってくる。暑いぞ!で町おこししようとした市の近くだからね。暑さで町おこしすな。
暑いのは苦手だけど、かといってクーラーも苦手だ。仕事部屋兼私室は狭いのですぐに冷え冷えになってしまうし、そもそもクーラーの風にあたるとすぐに具合が悪くなってしまうのだ。でも暑さにはもっと弱い。部屋にクーラーが無かった時分は何度も熱中症になりかけた。いつか死ぬぞと強く諭されて、重い腰をあげてようやくエアコンをつけたので熱中症で死ぬ危険は少なくなったとは思う。とはいえ前述のとおりエアコンにも弱いので夏は基本ぐったりしている。
昔は夏が好きだった。私の誕生日は夏真っ盛りにあるし、寒いよりは暑い方がよかろうとさえ思っていた。でも今は逆のことを思う。冬は服をしこたま着込めばなんとかなるけど、夏は脱ぐにも限度がある。皮膚をはぐわけにもいかないし。そんなわけで、いつしか夏を嫌いになった。誕生日があるっていうのに、悲しいことだ。20年くらい前は、命の危険を感じる暑さはそう長く続かなかったと思う。それこそ、今日くらいの暑さを「夏」だと認識していたような気がする。夜はちょっと冷えて、布団をはいで寝てちょうどいいみたいな。だからこのくらいの時期は好きだ。初夏っていうの? でも梅雨が始まり湿気でじめじめになって、それを越えて夏になったらもう駄目だ。過し易い夏の命は線香花火より儚い。とりあえず、今日はまだエアコンなしで布団はいで寝る。おやすみなさい。